デントコーンの収穫

収穫時期

デントコーンは通常、乾物含有率（DM）35％前後で収穫されます。DMが高すぎると、バンカーサイロの空気をすべて押し出すことが難しくなり、発熱を促すことになります。DMが低すぎる場合は収穫に適していないため、液体ロスが大きくなります。DMレベルは、プラントそのものとデントコーンの「ミルクライン」を見て判断することができます。ミルクラインとは、デントコーン内部の固形部分と液体部分の分離のことです。ミルクラインを判断するのに最適な場所は、穂軸の真ん中になります。コーンスターチを最大限に活用するためには、黒い層の色が変化していることが重要になります。

収穫方法

収穫の際には、いくつかのことが不可欠です。第一に、デントコーンを刻むこと、第二に、デントコーンを適切に砕くことです。割れていないデントコーンを牛のルーメンが消化することは困難か、不可能でさえあります。その結果、飼料効率が悪くなり、牛の糞尿に現れます。収穫中、定期的にバンカーサイロの状態をチェックし、収穫された作物が期待や要求を満たしていることを確認する必要があります。

バンカーサイロの管理

年間を通しての必要性と供給速度について、あらかじめ考えておきましょう。供給速度が低すぎると熱を持ち、酪酸が発生する可能性があります。ピットの寸法を考えてください：おそらく「冬」と「夏」のピットを作るべきです。サイレージバンカーを作る際は、デントコーンをピット全体に分け、ラザニアのように層ごとに積み上げるようにしてください。バンカーサイロを仕上げる際は、上部を「丸く」し、最後の50cmを集中的に締め固めます。最終積荷を搬入した後、重いトラクターやローダーで少なくとも30分以上、バンカーの上を走り続けます。発酵を促進し熱を防ぐため、できるだけ早くカバーをかけ、空気が入らないようにしましょう。

まとめ

粗飼料は乳牛用飼料のベースとなるものです。収穫は通常、大きな時間的プレッシャーの中で行われますが、牛の健康と生産性の高い経営に重要な役割を果たすため、しっかりと行う価値があります 。